皆さん、こんにちは。
私のブログ「日本人とアーユルヴェーダ」をスタートします。
私は、英国アーユルヴェーダカレッジの校長として、2006年からアーユルヴェーダセラピストを養成するスクールを運営してきました。
アーユルヴェーダを生活に取り入れることで私の人生は大きく変わりました。セラピストをめざす健康意識の高いたくさんの女性(嬉しいことに、男性も10人近くいらっしゃいます)と出会うことで、若々しく、柔軟な心を保つことができる毎日に大変感謝しています。
はからずも、今、世界は、新型コロナウィルスの感染拡大のために、大変な危機に直面しています。全ての人の行動が制限され、皆さんも不安な日々をおくっていらっしゃることと思います。
このような、突然の災厄や困難はなぜおこったのか。私の身にも、20年近く前にありました。外からもたらされた状況により、私の毎日は一変し、問題を収束させることと、会社の維持で片時も休まることができない状態が1年半続きました。何とか解決し、責任ある立場から退いたのちも、極度のストレスの結果から、抑うつ状態が何年も続きました。
そんな中でアーユルヴェーダに出会い、その智慧によって、自分の心と身体の回復をさせることができたのです。
そして、ふりかえると、外からもたらされた状況と思っていたことは、自分の内にあったことが原因であったと気づきました。これがきっかけで、人とのかかわり方、心のあり方、体の使い方、時間の使い方、等さまざまな事がらにおいて、その時までの自分とは大きく変わることができました。
アーユルヴェーダでは、感染症は、人々のダルマが乱れた時におこると言っています。感染を鎮めるには、ダルマを回復することです。ダルマとは、行い、徳といった意味です。
私たちの行動が制限されている今こそ、生き方をしっかりと見直していくことが大切なのではないでしょうか。これまで世界最悪の大気汚染と言われていたインドですが、経済活動が制限されたことにより、空気が浄化されて、北インドから30年ぶりにヒマラヤの山々が見えているということです。
私は、このサイトで、健康のこと、アーユルヴェーダのこと、私の好きなお稽古ごとなど、毎日の暮らしの中で気づいたことを中心に発信していきたいと思っています。あと数年で還暦をむかえます。これまでの体験からくる知恵も皆さんと共有していければと思っています。
それでは、末永くおつきあいください。よろしくお願いいたします。
山田泉