皆さま、こんにちは。山田いずみです。
この度、『ヨガジャーナル』の特集「更年期を乗り越えるためのヨガと養生法」にて、6ページにわたる監修を担当させていただきました。
「更年期」と聞くと、多くの女性がどこか不安や心細さを感じられるかもしれません。しかし、アーユルヴェーダの視点で見れば、この時期は決して「衰え」の期間ではなく、人生の質をより高めていくための大切な「移行期」なのです。
人生の「季節」を知る
アーユルヴェーダには、ヴァータ(風・空)、ピッタ(火)、カパ(地・水)という三つのドーシャ(生命エネルギー)の考え方があります。これは私たちの体質だけでなく、人生のステージにも存在します。
更年期は、人生において「ヴァータ」のエネルギーが優勢になる時期にあたります。 ヴァータは「動き」や「変化」を司りますが、これが過剰になると、心身に乾燥や冷え、そして不安定さをもたらします。更年期に現れるさまざまな揺らぎは、このヴァータの乱れが、他のドーシャや体の組織(ダートゥ)に波及することで起こると考えられています。
30代後半からの「プレ・ケア」という投資
更年期としての変化が本格化するのは40代後半からですが、実は30代後半からの過ごし方が、その後の10年をいかに穏やかに、しなやかに過ごせるかの鍵を握っています。
この時期に大切にしたいのは、消化の力である「アグニ」を整えること。 正しく栄養を吸収し、老廃物を溜め込まない体を作ることは、血液や骨といった私たちの土台を健やかに保つことに直結します。ピンポイントの症状を追うのではなく、今の自分を丸ごと慈しむような養生法こそが、未来の自分への最高の贈り物になるのです。
変化を、深化に変えていく
今回の誌面では、加齢に伴う変化に抗うのではなく、それを受け入れながら心地よく対応していくためのエッセンスを詰め込みました。
更年期は、自分を後回しにしてきた方が、再び自分自身の中心に戻るための「聖域」のような時間でもあります。変化を恐れる必要はありません。
書店などで手に取っていただければ幸いです。この監修記事が、皆さまが凛として、しなやかに次なる人生のステージを歩むための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。
Official Links:
- Insights: Instagram @izumi_i_yamada(日々の気づきと知恵)
- Education: 英国アーユルヴェーダカレッジ(総合プロコースのご案内)
「自らの存在価値を再定義し、人生をより高めていく一助となりますように」

