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七草がゆ

2022.01.07

今日(1月6日)は二十四節気の「小寒」。2月4日の立春までを寒の内といい、これから一年のうちで最も寒さが厳しい時期となります。とはいえ今年は暖冬、毎年気温が5℃前後まで下がるところ、昨日の東京は最高気温がなんと15℃、とてもしのぎやすく助かりますね。

七十二候では「芹乃栄(せりすなわちさかう)」に入ります。芹がすくすく育つという意味ですが、芹は春の七草のひとつです。明日(1月7日)は「人日の節供」、春の七草を入れた七草粥を食べる風習がありますね。お正月料理で疲れた胃腸を休めて、不足しがちな青菜を取り入れましょう。まさに消化力を回復するための食べ物です。

七草粥は行事粥の一つ。

「七草なずな唐土の鳥が日本の土地に渡らぬ先にセリこらたたきのタラたたき」と囃子ながら、前日包丁で七草を細かく叩いて準備します。鳥が穀物に害を与えるもの、疫病を外から運んでくるもの、忌み嫌うべきものを叩くという意味、さらに、極寒の時期でもしっかり育つ七草を食べて無病息災を願います。

まずは願いありき。今年一年も健康でありますように。

春の七草:芹(せり)、薺(なずな)、御形、繫縷(はこべら)、仏の座、菘(すずな=かぶ)、蘿蔔(すずしろ=だいこん)

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