「習慣化」するために大切なこと ~ヒント#10

2022.08.25


何かを習慣化したいと思った時に、すぐできる時とできない時があったり、どんなことでも習慣化できる人とできない人がいるのは、なぜでしょうか。今回は習慣化できない人が陥りがちな落とし穴と、習慣化するためのポイントについてご紹介します。

習慣化できない人が陥りやすい3つのこと

「いつ」「どこで」を決めていない

一日のうちのどこかのタイミングでやろうという風に、習慣化したい事をする時間やタイミングが決まっていなかったり、どこでやるか(場所)が決まっていない場合、習慣化することが難しくなります。
例えば、ジョギングを習慣化したい場合であれば、毎日20時から家の周りのこのコースを走るというように具体的なタイミングと場所を決めるようにしてみましょう。仕事などの都合で毎日同じ時間は難しいという場合であれば、帰宅して1時間後に始めるといった決め方も有効です。

目標が高すぎる

何かあたらしいことを習慣化したいときにやってしまいがちなのが目標が高すぎるということです。
例えば、英語の勉強をすることを習慣化するとして、最初はかなりモチベーションが高いため「一日一時間する」というルールを作ってしまいがちなのですが、これだと長く続かない可能性があります。最初は一日5分、10分のように負担にならず軽く始められる方が習慣化しやすくなります。

完璧主義

習慣化できない人の多くに完璧主義という傾向があります。一日できない日があったり、決められた時間できなかったり、集中して取り組めなかった場合に「もうだめだ」と思ってしまい、継続がストップしてしまうパターンです。習慣化するまでは完璧にできなくて当たり前。まずはやってみようという姿勢が大事であるということを前提にし、できない日があったとしてもまた再開する、集中できない日があったとしてもダメだと思わないということが大切です。

習慣化するための3つのポイント

目標と目的を認識する

まず、何のために習慣化したいのかということを明確にし、認識することが大切です。例えばジョギングをするということを習慣化したいのであれば、なぜそれを習慣化したいのかということを明確にします。そして、それがダイエット目的であった場合、「ダイエットのため」というよりは、「今より3キロ体重を落とすため」のように具体的で、達成できる程度の目標、目的とする方がより効果的です。

習慣化することが大事だと自覚する

目標や目的を明確にし、認識したら、それを常に自覚するようにします。NLPは言語を使って脳のプログラムを変えていく心理学ですので、例えば「今より3キロ体重を落とすために一日20分ジョギングをする」のように、習慣化したいことと目標・目的を言語化し、アファメーションのように声に出してみるという方法も効果的です。そうすることで、脳が習慣化することの重要性を認識し、モチベーションを保ちやすくなります。

達成感、満足感を感じる

完璧主義な人は習慣化できないということにもつながりますが、どんな小さなことでもよいので、習慣化していく過程で達成感や満足感を感じることが大切です。「今日もできた、すごい」と自分を褒め、達成感や満足感を感じることは人間がなにかを成し遂げる上で絶対的に必要な感覚です。
もし、ちょっと疲れていていつもよりできなかったとしても「(疲れている中でも)ここまでできた、えらい!」と自分に声かけするようにしてみてください。

いかがでしたでしょうか。習慣化するためにその目的や方法を明確にすることは大切ですが、結果にこだわったり執着しすぎると続けるのが難しい場合もあります。上記のポイントを意識しながら、よりよい自分になるために必要なことを習慣化してみてください。

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