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何かにチャレンジしたり、新しいことを始めたりするときには「失敗」がつきものですが、「失敗することに対してネガティブ意識が働く」「失敗するのが怖い」という方も多いのではないでしょうか。今回はNLPの考えを使った、「失敗」を「成功・成長」のもとにするための思考についてご紹介します。
「失敗」を成功・成長につなげられない時の思考
「失敗」を成功・成長につなげられない時の思考として、失敗した時に「なぜ、失敗してしまったのか?」「なぜ、いつも失敗してしまうのか?」「毎回同じ失敗をするのはなぜなのか?」というように「なぜ(WHY)」に焦点が当たっていることがほとんどです。「なぜ(WHY)」に焦点が当たっているときというのは、「失敗」という状態に着目しており、成功・成長という状態に意識が向いていないため、成功・成長につなげることができません。
「失敗」を成功・成長につなげるための思考
「失敗」をフィードバックととらえる
NLPでは、自分の行動の結果は、良し悪しに関わらず、すべてフィードバックと捉えます。
「失敗はない」あるのは、ただフィードバックだととらえて、単なる結果ではなく、ひとつの学びの材料に変化させてしまいましょう。
「HOW」で考える
「失敗」をフィードバックととらえることができたら、「失敗」に対して、「HOW(どのように)」で問いかけをしてみましょう。「どのようにすれば、次はうまくいくか」「うまくいっている人はどのようにしているか」「どうすれば、成功するパターンに変えられるか」というようにです。「HOW」という問いかけは、「WHY」と異なり、「失敗」をもとにどう行動するかというところに意識が向いています。
「HOW」で考えるとよい理由
まずひとつめの良い点は、先ほどお話した通り、「失敗」そのものではなく、次の行動に焦点があたっているということです。そして、もうひとつは、自分の思考のプロセスやパターンに気づくことができるという点です。自分の思考のプロセスやパターンを言語化した形で理解することは、行動を変化させる上でとても大切です。また、「うまくいっている人はどのようにしているか」といった問いかけでは、うまくいっている人の思考のプロセスやパターンについても理解することができるので、行動を改めやすくなります。
「番外編」どうしても、思考を変えられない時にやってみるとよいこと
とはいえ、思考のパターンを変えようと思っても、どうしても変えられない時もあります。そのような時にやってみるとよいことをひとつご紹介します。それは、「いつもと違う行動をとる」ということです。例えば、姿勢を変えたり、動かしてみたり、深呼吸してみたり。。NLPでは「心と体は有機的につながっている」という基本原則があります。これは、心と体は繋がっていて、常に影響を受け合っているということです。つまり、思考(心)に変化をもたらすのが難しい時には、行動(体)に変化をもたらすことで、影響されて思考(心)も変化しやすくなるのです。ネガティブな思考の時は、うつむき加減で姿勢が悪くなりがちです。意識を背筋を伸ばして、目線を少し高めにして、何事も前向きに取り組んでいきましょう。
いかがでしたか?自分への問いかけ方ひとつで、「失敗は成功のもと」を現実にすることができます。ぜひ、お試しください。