人が変わることに関わっている方はたくさんいらっしゃると思います。たとえば、職場の後輩を指導したり、家庭でお子さんの育児にたずさわっている方も、成長という変化に関わっていることになります。
前回お話したように、私たちは「人が変わる」には3つの段階があると考えています。
- 自分自身が変わる
- (自分が変わることによって)まわりの人々に影響を与える
- (自分が変わることによって)まだ見ぬ人々~広く社会一般~に影響を与える
今回は「2.(自分が変わることによって)まわりの人々に影響を与える」ことを見ていきましょう。
Contents
私たちにできることは、寄り添うこと
あなたは、家族や友人に対して、「こうなってほしい」や「こうはなってほしくない」という要求があるかと思います。
そんな時どうされていますか?「こうして」「それはしないで」と声を荒げたとしても、なかなか人は変わってくれなかった経験はありませんか。
そもそも、誰にも人を変えることなんてできないのです。
私たちにできることは、ひとつです。それは「自分が変わること」。
自分に置き換えてみてください。「あれして、これして」と上から目線で言われたとき、素直にやってあげようと思えるでしょうか。ノー、ですよね。
人は自分で気づき、納得して、そして初めて行動に移すのです。ですから、私たちにできることは、寄り添うこと。そして、導くことです。その人が、自ら気づいて、行動に移すように導くのです。
職場でも同じかもしれません。気の合わない同僚や苦手な上司がいるという方に質問です。その人と話すとき、あなたは緊張されてはいませんか。あなたの顔がひきつっていないでしょうか。
そんなときは、勇気をもって笑顔をつくってください。嫌かもしれませんが、その人がどうしたら喜ぶか、その人が望んでいることは何なのか考え実行してください。事態は必ず好転します。諦めずに続けてみてください。
<<生徒さんの声>>
和地英里さんは、当スクールへの入学の前後で、国会議員の秘書として活躍されていました。
アーユルヴェーダを学んだ後では、接する方達の外見や立ち居振る舞いでなく、魂の部分を見つめていることに気がいたそうです。目に見えるものだけに惑わされず、自分自身の心の目で物事の内も外も全てを客観視できるようになったというのです。
その結果、自分の軸を持ち、安定した大きな視野で客観的に物事を観察し判断することで、秘書としてのやりがいも、これまでとはまた違ったものになったそうです。