良い睡眠を手に入れる7つのポイント~ヒント #16

2020.09.06

体の調子が崩れたり、仕事のパフォーマンスが落ちたり、人間関係がうまくいかない時、たいていは夜よく眠れていないという方が多いようです。逆に睡眠が良くなるとこれらの問題が解決することもよくあります。

夜の寝つきがよく、夜中目を覚ますことなく、朝の目覚めもすっきりしている毎日は、それだけでも幸せな人生の半分は手に入れられていると言ってもいいすぎではないと思います。私は40代前半まであまり良い睡眠をとっていたとは言えないので、特にこの睡眠についてのヒントは皆さんにお伝えしたいと思っています。


人はなぜ睡眠が必要なのか

そもそも、人はなぜ睡眠が必要なのでしょうか
私たちは、眠ることによって、
① 体の疲れをとる
② 脳の疲れをとる
③ 細胞の新陳代謝
という、3つの重要な働きをおこなっています。睡眠に問題があると、疲れが残り、体の代謝もうまくいかず、体の調子はくずれていきます。脳の疲労がとれなければ、正しい判断がタイムリーにできないので、仕事のパフォーマンスがおち、人間関係にも支障をきたします。

物事がうまくいき、ストレスなく毎日幸せに過ごすには、睡眠の質を高めるのが必須なのです。

睡眠に大きく影響を与える生活リズム

脳の中心に視床下部という場所があります。ここでは光を感じて、体の生理機能のリズムをコントロールしています。日の出とともに起きて、その16~18時間後には眠りにつくというリズムが、脳そして、体の機能をもっとも有効に使う生き方なのです。
つまり夜中の12時から朝6時を睡眠にあてます。体質によっては、7~8時間眠った方がよい方もいますので、その場合は寝る時間を早めてください。

日中や帰宅時、週末など、疲れや眠気を感じる時があるかもしれませんが、昼寝は控えましょう。夜の寝つきが悪くなり、睡眠のリズムと質がくずれてしまいます。

私はこの原則に従って、睡眠の質が改善した経験者ですので、ぜひこれは守ってください。

良い睡眠を手に入れる7つのポイント

さらに、私がいろいろと試した結果、良く眠れるようになった方法を7つご紹介します。寝る前の1時間半前から、まるで入眠のための「儀式」を行うようにゆっくりやってみてください。

1.入浴

バスタブに15分はつかりましょう。お湯につかりながら、頭と耳と足を丁寧にマッサージしてほぐします。入浴によって寝る前に体温を上げ、下降する過程で眠りに入りやすくなります。筋肉や神経の緊張も和らぎます。

2.ヨガやストレッチ

副交感神経を優位にするポーズを行います。床に座って、がっせきのポーズ、前屈のポーズ、開脚のポーズなど、下腹部を刺激するポーズをおこなってください。私は鋤(すき)のポーズ(ハラアーサナ)をこの時間に行うことで、肩、背中、腰のこりや痛みがなくなりました。

3.オイルマッサージ

できたら、アーユルヴェーダのハーバルオイルを用意していただきたいですが、アロマのオイルでもけっこうです。膝下にオイルをすり込み、さらに足の裏のゴリゴリしている部分を徹底的にほぐします。特にくるぶしの下の部分は念入りに刺激してください。翌朝の疲労回復度が格段と変わります。

4.呼吸法

ヨガにナーディショーダナという呼吸法がありますが、これをゆっくり静かに4セットおこないます。自律神経のバランスを整えてくれます。

5.瞑想

5から10分間ゆっくり静かな呼吸をし、呼吸の音にのみ意識を集中させます。一日の活動がじょじょに終わりに近づいていることをイメージしてください。

6.白湯を飲む

少し冷めているものをゆっくりと飲みましょう。

7.1日の感謝

ベッドに入り、横になって、今日1日に感謝しましょう。寝付くまでの間、ゆっくりとした呼吸をくりかえします。すぐに寝付けなかったり、夜中目が覚めたりするようでしたら、考え事をせずリラックスして瞑想を続けてください。

この一連の行為を、自分のからだに愛情を注ぐような気持ちで行うことで、心も頭も休まり、大変深い良質な眠りを手に入れることができると思います。すべて行う余裕のない夜もひとつ2つ選んでやってみてください。

今日は良く眠れるための7つのポイントをお話しました、不眠や朝起きても疲れがとれないというお悩みの方はぜひチャレンジしてみてください。

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