あなたは、この一年、純粋に自分に誠実に過ごされたでしょうか?純粋?子供じゃあるまいし、、、、とお考えの方も多いかと思いますし、自分に誠実に過ごしてきたか?と聞かれるとはっきりイエスと答えられる人は多くはないでしょう。
ここでいう純粋とは、サンスクリット語のSattva/サットヴァ、純粋性をもったという意味です。
サットヴァに満たされた人は、子供のように純粋無垢であり、次のような特徴があります。
・純粋な心をもっている。・節度があり、バランスがとれている。
・節度があり、バランスがとれている。
・真実と正義を追求する。
・自制心が強く、簡単に動揺したり腹を立てたりしない。
・物事を公平に見ることができる。
・分別があり正確な決断を下すことができる。
純粋性をもった人というのは、自分に誠実に生きている人と言えるでしょう。自分に誠実に生きるには、確固たる自信がベースに必要です。純粋性をもった人は、自分は生まれながらに至福の存在であり、 愛されているということを感じていて、自分に自信とおちつきがあり、さらに自分を少しでも高めようと常に努力をし続けます。
それでは、その純粋性をもつにはどうしたらよいでしょう。瞑想やマインドフルネスもその一つの方法です。瞑想とは自らの内なる意識に集中することです。自分自身の本質を知って、そこへの意識をベースに生きることで 計りしれないパワーを発揮することができます。そのパワーは、人を引きつけます。人とのつながりを楽しみ、人々もあなたとのつながりを楽しみます。
しかし、私たちは、つねに外部の状況や環境に影響されて生きているのが現実です。外部に意識がむいていると、心が不安定で、愛を得るために、周囲の反応を気にし、人に認めてもらおうとします。それでは本当のパワーを発揮できません。なぜならば、周囲の人々の真意など計り知れませんし、周囲の認めるようなあり方が、必ずしもあなたの深いところでいただいている価値観と完全に一致していることはまれだからです。
一方、自分のなかの信念や価値観に従って生きていると、外部の影響から自由となり、それでいて謙虚です。周囲の反応を気にしていないので、自己アピールが必要ないからかもしれません。自分のなかの信念にしたがって生きるには、根底に愛されているという感覚を常に感じることができるかどうかに関係しています。愛されている、基本は両親からです。そして、両親からの愛への感謝が自信につながっていきます。両親は、あなたの存在理由の一つであり、両親に感謝する心をもつことで、人は生まれながらに至福の存在であると心から感じることができるのだと思います。
日常、周囲に向かいがちになる意識を、沈黙や瞑想の時間をもつことで、自分に帰ってくるようにしましょう。目をつぶって静かにゆっくりとした呼吸に意識をむけてみましょう。
そして、家族や友人、そして職場の人々に、日々無事過ごすことができていることに感謝の気持ちをあらわし、一年間一生懸命がんばったご自身を労う時間をもってはいかがでしょう。きっとご自身の純粋性が引き出されて、未来への展望で心がわくわくしだすことでしょう。