今日のテーマは「自分の体を見る」です。
自分の体を見る
体を見ると言っても鏡にうつった姿を見るとか、直接みるわけではありません。どちらかと言うと感じる言った方がいいでしょう。私たちの体は刻一刻と変化しています。その状態を感じるのです。特に朝目が覚めたら、すぐに起き上がらずに、自分の体を、頭から足の先までゆっくり感じてみるといいでしょう。
なぜ体を見ることが必要なのでしょうか?
健康な状態から少し調子がくずれた状態、それを放っておくと病気になることもあります。体の状態は、日中の仕事のパフォーマンスに大きく影響します。体が軽快で柔軟性があると、人の行動範囲は広がり、スピーディに物事を処理します。気持ちもポジティブになり、行動の結果は満足のいくものとなります。反対に体が重く、硬く、冷えきっていると、動くのがおっくうになり、行動範囲も狭くなります。実際にそのようなときは、血行も悪くなっていて、酸素や栄養の全身へのめぐりも悪くなっているのです。
このように、毎日健康で仕事もうまくいき、イキイキ楽しくすごすには、体の状態が大きく影響しています。体の状態は、睡眠、食事、運動、ストレスなどの影響で変化しますが、まずは、自分がどんな状態かを常に知ることで、対処ができるようになります。
自分の体を見るのは、どんなふうにしたらよいでしょうか?
朝起きたらまずは体を観察する
朝目がさめたら、すぐ起き上がらずに、まずは頭から足の先にまで少し動かして、体を観察してみるといいでしょう。特に、肩とか腰の感覚をじっと感じてみてください。夜寝たのにはずなのに、疲れが残っているとか、だるくてこのまま眠っていたいとか。すごくお腹がすいているとか、その反対でお腹のはりが気になるとか、色々感じることがあるでしょう。
マインドフルネス
瞑想、あるいは今はやっているマインドフルネスでもいいでしょう。瞑想は、今この瞬間の行為や体に意図的に意識を向けることです。静かに座りながら、自分の体全体、頭、肩、腰、胸、お腹を順番にゆっくり意識を向けてみます。重さ、痛み、ざわつきなどを感じるところは、少し止まって、しばらく観察してみるといいでしょう。
早めに対処する
自分の体を見た結果、不快な症状があったら、早めに対処しておくことを大切です。私以前に冬になると風邪をひきやすい方でした。自分の体を客観的にみる習慣が身について、ちょっとした変化を見逃さないようになってから、風邪もひくことも少なくなりました。例えば、喉にわずかなひっかかりを感じたら、すぐうがいをします。いつもより寒気がすれば、ジムで軽く走り、体温を上げて血行をよくし、さらに、お風呂に長めに入って、いつもより早くベッドに入り、1~2時間長く寝ることにしています。そうすれば、翌朝はすっきりして体調はもとに戻っています。いったん、風邪をひいてしまうと1週間以上はすっきりしないし、何もしたくなくなりますよね。そうならないように、早めに対処をしましょう。「自分の体の状態に気を配る」ことで、毎日が今より快適になります。ぜひ、習慣にしてみてください。
「自分の体を見る」よりよい自分の一歩のために、お勧めです。
~アーユルヴェーダの具体的なヒント 体調の変化に早めに対処する~