皆さま、こんにちは。山田いずみです。
先日、ヨガ・ジャーナルの取材でご一緒した熊澤枝里子さんと、久しぶりにゆっくりとランチを共にしました。 熊澤さんはモデルとして第一線で活躍される傍ら、ピラティスのインストラクター、そして美容薬膳家としても活動されており、まさに「心身の専門家」として多方面に発信をされています。
中医学をベースとした薬膳と、インドの生命科学であるアーユルヴェーダ。 共通点やアプローチの違いなど、専門的な対話を通じて、私自身も心地よい刺激をいただいたひとときでした。
姿勢が語る、生命のエネルギー
対話の中で特に印象に残ったのは「姿勢」についての話題です。 加齢とともに現れる変化として、私が最も注視しているのが姿勢です。役者が老人を演じる際、最も意識するのは「姿勢」「歩幅」「スピード」だと言われますが、なかでも猫背は、実年齢以上に老けた印象を与えてしまいます。
猫背になると首が前に倒れ、骨盤が後傾し、全身のバランスが崩れていきます。単に見た目の問題だけでなく、アーユルヴェーダの視点で見れば、それは生命エネルギー(プラーナ)の通り道を塞いでしまうことにも繋がります。
熊澤さんも、ご家族へのアドバイスを通じて、姿勢、特に「後ろ姿」を意識することの大切さを強調されていました。筋肉が衰え、骨がその形に固まってしまう前に、ピラティスのような手法で全身をコントロールし、理想的な動作を体に覚え込ませる。彼女の凛とした佇まいと、無駄のないしなやかな動きを目の当たりにし、改めて「自分を律して整える」ことの美しさを実感しました。
薬膳とアーユルヴェーダ、食による調和
この日、私たちが訪れたのは青山にある薬膳料理のお店でした。 国際中医薬膳師でもある熊澤さんに選んでいただいた料理を囲みながら、話題は「食による整え」へと移ります。
アーユルヴェーダにおいても「食」は薬と同義であり、何を食べるかが明日の自分を作ると考えます。 薬膳が季節や体質に合わせて食材を組み合わせるように、アーユルヴェーダもまた、消化の力(アグニ)やその時々のドーシャの状態に合わせて食事を整えていきます。
異なる起源を持つ二つの智慧ですが、「自然のリズムと調和し、自分自身の内なる調和を取り戻す」という目的は、驚くほど共通しています。
どの道も、極めることは「自分を知る」こと
目の前の一瞬のポーズに、あるいは選ぶ一皿の食材に。 その背景にある膨大な学びと実践を、熊澤さんのプロフェッショナルな姿勢から感じました。
「どの道を歩むにせよ、プロとはこれほどまでに誠実なのだ」という感動は、私自身のアーユルヴェーダへの向き合い方にも新しい視界を授けてくれました。
溢れる情報に惑わされるのではなく、確かな智慧(ヴェーダ)を日常に落とし込むこと。 私もまた、アーユルヴェーダというレンズを通して、皆さまがより健やかに、より自分らしく輝けるような「面白い試み」をさらに形にしていきたいと、決意を新たにした一日でした。
Official Links:
- Insights: Instagram @izumi_i_yamada(日々の気づきと知恵)
- Education: 英国アーユルヴェーダカレッジ(総合プロコースのご案内)
「自らの存在価値を再定義し、人生をより高めていく一助となりますように」

