最近、野菜中心の健康的な食生活への関心が高まっています。
例えば、ここ数年、新鮮野菜のグリーンスムージーも 大変なブームになりました。 この野菜中心の食生活志向は、女性だけのことではなく、 オーガニック野菜のクッキングの教室には、 なんと男性の受講生も増えているとか。。。
食物繊維とビタミン豊富な野菜をたっぷりいただくのは とても良いことですが、健康な身体と心を作るためには、 こんなことも大切です。
食物をとるのは、エネルギー源と肉体の組織を作ることが 目的ですので、なんといってもその材料である、 よい食材をとればいいにこしたことはありません。 しかし、良いもの食べても、その食物が、エネルギーや肉体に 代謝されるプロセスが弱っていたら、その材料は十分なエネルギーと正常な組織にならずに、 身体の中に、未消化物として蓄積されていきます。
アーユルヴェーダでは、そのプロセスを 消化力 と言っています。 その消化力に影響を与えるのは、 睡眠、運動、ストレス、つまり生き方です。
ここでは、簡単に食べ方で、見直しできることをあげてみました。
【消化力に見合った食材、食事量、調理法ですか?】
たとえば、健康によいとされる玄米。たしかに、栄養という意味ではすばらしい食材ですが、 やはり堅い。しっかり30回以上噛んで味わいながらたべましょう。
【快適な環境で食事をしていますか?】
朝の出勤前、立ってトーストをかじったり、ランチをパソコンの前でつまむなんてことはしていませんか? これだけでも胃に大変な負担になっています。仕事から頭を切りかえて、食べることに集中する、 美味しさをあじわって食事するよう心掛けてください。
【好きな人と楽しく食事をしていますか?】
苦手な人と食事をするとどうなるでしょう。基本、緊張しますね。交感神経が優位になり、消化管はあまり活動には動きません。胃がもたれた感じがしたり、味がしない、そもそも食べる気がしない、きっとこんな経験おありでしょう。好きな人と楽しく食事をする、これは健康の基本です。
【食べ物に感謝して、作ってくれた人に感謝して、おいしく食べられる健康に感謝していますか?】 「感謝の気持ち」といったポジティブな感情は、脳や心拍リズムとつながっています。 感情のバランスも安定することから、自律神経のバランスも整い、消化力も高まります。 食べ物をいただく前に、ゆっくり手を合わせて、「いただきます」と祈りましょう。 いかがでしょうか? 食べることが当たり前になっている日常、今年は命に感謝して、丁寧にめしあがってください。