日本人とアーユルヴェーダ

Ayurveda
Blog

立秋 暦の上では秋のはじまりです

2021.08.07

残暑お見舞い申し上げます。

アーユルヴェーダ 立秋

暦の上では、今日8月7日は二十四節気のうちの立秋、
そして、七十二候では「涼風至る」という時季に
入ります。まさに秋が始まる日というわけです。
暦というのは不思議なもので、今朝起きると少しだけ
暑さがおさまったと感じたのは気のせいでしょうか。

ただ、新暦はもともと旧暦よりも1ケ月ほど早く設定されているので、
まだまだ秋にはほど遠いという感じの日が続きますが、
これから、日が暮れるとほんの少しですが、
きっと吹く風の肌に感じる「涼」を感じることでしょう。

ぜひ、季節の移ろいの微妙な変化に意識を集中させてみましょう。
人の脳は変化を嫌うので、あえて、季節が刻一刻と変わっていくことに気づくことで
夏の暑さからくるイライラやだるさで停滞していた毎日の生活や仕事が、動きだします。

私は3年ほど前に本格的な瞑想を学びたいと思い、京都の丹波の山奥でヴィパサナー瞑想を体験しました。
10日間外界から遮断され、携帯やインタネットを使わず、誰ともコミュニケーションをとらない生活をします。朝4時頃に起床して、約1~2時間ずつ、一日10時間もただただ目をつぶって瞑想をする、自分一人に向き合う静かな時間を持ちます。

ヴィパサナー瞑想の効用は数知れませんが、その一つは今でも簡単に瞑想に入れることです。

今年の夏のマイブームは、歩きながら瞑想をすること。

皆さんは、瞑想は、座らなければできないとお思いでしょうが、コツさえつかめばどこでもできます。
いずれにしても、思考を動かさず、意識をどこか一点に集中します。その一点が、マントラや心の中でとなえる言葉だったり、目を閉じて、好きな景色を思い浮かべるなど、色々方法があります。

私は、最近、舌の上で感じる唾液量や味覚に意識を集中させる方法をしてみています。これが面白い。
体調によって、体液の状態も変化するのか、舌の上の味の感覚が微妙に異なるのです。これはアーユルヴェーダでも言っていることです。ちなみにヴァータ優位の時は苦味、ピッタ優位の時は辛味、カパ優位の時は甘味です。

そんなことに意識をむけながら、外を歩くので、この暑さに意識が向かず、あまり不快に感じることがありません。今年はユニークな暑さしのぎを思いつきました。

皆さんもどうぞお試しください。

いつもお読みくださり、ありがとうございます。

>>ブログ一覧
>>108の生き方ヒント一覧
>>アーユルヴェーダ入門セミナー