話すのが苦手、人見知りの方は、特に会話や対話の始まりに緊張するという方も多いかもしれません。緊張してしまう理由のひとつは「準備ができていないから」。もちろん、対話は相手があってのものなので、すべてを準備することは不可能ですが、ある程度心づもりをしておくことは可能です。今回は対話をスムーズに始めるための3つのポイントをご紹介します。
挨拶
人と会った時に最初にかわすのが「挨拶」です。挨拶は「あなたがそこにいることを認めていますよ」というメッセージでもあります。好印象な挨拶はそのあとの対話をスムーズにしてくれます。
「明るく笑顔で」が鉄則
挨拶が「あなたがそこにいることを認めていますよ」というメッセージであるとするならば、笑顔は「ウェルカム」「あなたを歓迎しています」というメッセージがあります。どのような時でも、相手に会ったら、まずはあなたから相手に届くくらいの声で挨拶をするようにしましょう。また、軽く頭を下げることで丁寧さを伝えることもできます。
挨拶プラス一言で距離を縮める
挨拶に続けて、相手に合わせたポジティブで気づいたことを伝えてみましょう。「素敵な色のお洋服ですね」や「ネイルがとてもおしゃれですね」といった視覚的なことでもかまいませんし、「きれいな声ですね」といった聴覚的なことでもかまいません。何かひとつ相手のよいところを見つけて褒めてみてください。
名前を呼ぶ
相手のことは名前で呼ぶようにしましょう。当たり前のことのように感じますが、相手の名前が思い出せないときに聞き返すのが失礼だと感じて「あの~」や「すみません」で乗り切ろうとしてしまうことがあります。名前を呼ぶことも挨拶同様「あなたの存在を認めていますよ」というメッセージです。思い出せない時は、正直に打ち明けてもう一度教えていただくようにしましょう。
天気
初対面であっても、そうでなくても、天気の話は当たり障りなくできる話題です。話すことが苦手な人や人見知りの人は特に、最初は天気の話をすると決めてもよいかもしれません。一般的に会話をする時の話題は、相手と距離の遠い話題からだんだんと近いものにしていくようにします。つまり、最初は相手と関係の薄い天気の話題から始め、様子や反応をうかがいながら、打ち解けてくれば、家族や趣味といった相手と関係の濃い話題に広げるようにします。
いかがでしたか?対話において一番大切なのは「相手への気持ち」です。話すことが苦手、人見知りの場合、うまく話せるだろうか?ということに気をとられ、気持ちの部分が置き去りにされがちになります。上記のようなルーティーンを自分の中に作ることで、相手に気持ちをきちんと向けて対話ができるため、相手との距離が縮まりやすくなります。