体の専門家
ヨガ・ジャーナルの取材でご一緒した、熊澤枝里子さんとランチをしました。熊澤さんは、雑誌『CanCam』の専属モデルとして活躍した後、ファッション関係の仕事の他にピラティスのインストラクターとして、また、美容薬膳家としても、レシピなどをメディアに発表されています。
元々、クラシックバレエをされていただけあって、のびやかな四肢をお持ちです。さらにピラティスと薬膳で体の内側からも磨き続けていらっしゃる本当の意味の体の専門家だと思いました。私からもアーユルヴェーダの話をして、中医学との共通点や違いなどを見つけ、とても良い刺激になりました。
ピラティス
加齢とともに体におこる変化として、私が一番気になっているのが姿勢です。 役者が老人を演じる時のポイントは、姿勢と歩幅、そして、話したり歩いたりするスピードだそうです。 その中でも人を老けて見せる最大のポイントは猫背。 猫背になると、首が前に倒れ、骨盤が後傾してくるので、ますます老けた印象が強くなります。
熊澤さんも最近お母さまにもピラティスを取り入れた体作りのアドバイスを始めたらしく、姿勢、そして後ろ姿を意識することの大切さを強調されていました。筋肉の衰えから姿勢が前かがみになっていきますが、骨自体がその形にだんだん固まっていくそうです。
ピラティスは、全身の細かな筋肉と精神を自分自身でコントロールするために開発されたもので、身体のストレッチ、筋力強化、そしてバランス強化を目的としてデザインされていて、理想的な姿勢と動作を学ぶことができるそうです。私の周りにもピラティスをそれている方も多く、姿勢と筋力強化の点から私もやってみたくなりました。
それにしても、熊澤さんのピンとした姿勢と手足の美しさにすっかり見とれてしまいました。そして、先日の撮影の日も、こんなふうにポーズしてっと写真を一瞬見ただけで同じポーズをしてくれました。どの道もプロはすごいなと感動しました。
薬膳
その日待ち合わせをしたのは、薬膳料理の店、漢方薬の薬日本堂が運営する、10ZEN青山店でした。国際中医薬膳師の資格をもち、美容薬膳家としても活躍する熊澤さんに薬膳料理の店をピックアップしてもらいました。その中で、スクールから近い場所を選ばせてもらいました。カレーメニューが月末で終了ということで、こちらのセットがなんとありえない半額600円。美味しいし、よかったら行ってみてください。
アーユルヴェーダも食事によって、体を整えるというアプローチがあります。薬膳の話を聞いているうちに、アーユルヴェーダももっと面白いことができるのではないかと思いました。