アーユルヴェーダと心理学

 

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感謝の気持ちと健康

2022.03.01

最近、野菜中心の健康的な食生活への関心が高まっています。

例えば、ここ数年、新鮮野菜のグリーンスムージーも 大変なブームになりました。 この野菜中心の食生活志向は、女性だけのことではなく、 オーガニック野菜のクッキングの教室には、 なんと男性の受講生も増えているとか。。。

食物繊維とビタミン豊富な野菜をたっぷりいただくのは とても良いことですが、健康な身体と心を作るためには、 こんなことも大切です。

食物をとるのは、エネルギー源と肉体の組織を作ることが 目的ですので、なんといってもその材料である、 よい食材をとればいいにこしたことはありません。 しかし、良いもの食べても、その食物が、エネルギーや肉体に 代謝されるプロセスが弱っていたら、その材料は十分なエネルギーと正常な組織にならずに、 身体の中に、未消化物として蓄積されていきます。

アーユルヴェーダでは、そのプロセスを 消化力 と言っています。 その消化力に影響を与えるのは、 睡眠、運動、ストレス、つまり生き方です。

ここでは、簡単に食べ方で、見直しできることをあげてみました。

消化力に見合った食材、食事量、調理法ですか?】

たとえば、健康によいとされる玄米。たしかに、栄養という意味ではすばらしい食材ですが、 やはり堅い。しっかり30回以上噛んで味わいながらたべましょう。

【快適な環境で食事をしていますか?】

朝の出勤前、立ってトーストをかじったり、ランチをパソコンの前でつまむなんてことはしていませんか? これだけでも胃に大変な負担になっています。仕事から頭を切りかえて、食べることに集中する、 美味しさをあじわって食事するよう心掛けてください。

【好きな人と楽しく食事をしていますか?】

苦手な人と食事をするとどうなるでしょう。基本、緊張しますね。交感神経が優位になり、消化管はあまり活動には動きません。胃がもたれた感じがしたり、味がしない、そもそも食べる気がしない、きっとこんな経験おありでしょう。好きな人と楽しく食事をする、これは健康の基本です。

【食べ物に感謝して、作ってくれた人に感謝して、おいしく食べられる健康に感謝していますか?】 「感謝の気持ち」といったポジティブな感情は、脳や心拍リズムとつながっています。 感情のバランスも安定することから、自律神経のバランスも整い、消化力も高まります。 食べ物をいただく前に、ゆっくり手を合わせて、「いただきます」と祈りましょう。 いかがでしょうか? 食べることが当たり前になっている日常、今年は命に感謝して、丁寧にめしあがってください。

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