ストレス解消の第一歩にすること~ヒント #12

2020.08.22

皆さんは、ストレスはありますか?あると言う方がほとんどだと思います。
今年も猛暑が続いています。この暑さのためちゃんと眠れないとか、食欲がなく、やる気が出ないというストレスを感じている方も多いでしょう。新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない、今の世界中の状況も多くのストレスを生んでいると思います。


ストレスとは、思い通りにならない状況です。その状況の中にいると、私たちは「不安、怒り、悲しみ」などの不快な感情がわいてくるのは自然なことなのです。

悲しみ:過去の出来事に対して

「悲しみ」とは、当然得られるはずのものが得られなかった、あるいは失ってしまった喪失感からくる感情です。過去の出来事に対して持ち続ける感情です。コロナの例でいえば、当然あるはずだったイベントが中止になったり、収入が減ってしまったり、身近な人が亡くなった方々は大きな悲しみを癒すのに、少し時間が必要かもしれません。

怒り:今の状況に対して

「怒り」とは、当然そうあるべきことがそうなっていないことへの感情です。現在進行形と考えていいでしょう。コロナの例でいえば、当然あるべき支援や補償がなかなかされない状況に、政治や行政に対して、感じている方もいらっしゃるかと思います。

不安:未来の想像に対して

「不安」とは、まだおこっていないこれからおこるだろう、あるいは、実現できないかもしれない状況に対しておこる感情です。まだおこっていない未来のことです。コロナの例でいえば、感染するかもしれないという不安、感染がいつまで続いて、生活の制限がいつまで続くのか、誰一人としてはっきりしたことはわかりません。過密した地域に住む人は、ほぼ全員この「不安」の感情をもっていらっしゃるかと思います。

皆さんは、それぞれ、人間関係、仕事、色々な場でストレスをお持ちだと思います。

ストレス解消のために簡単にできること

嫌な気分を一掃して、少しでも毎日を楽しく過ごすには、まずはやっていただきたい簡単なことがあります。それは、今自分はストレスをもっているということを受け入れることです。そして、何がストレスなのかということを知ることなのです。

いつもより、気分がさえない方は、ぜひ、自分に「悲しい?」「怒っている?」「不安?」と問いかけてみてください。そして、その嫌な感情は何に対してなのか?を明確してください。

アーユルヴェーダの体質別の不快な感情

ちなみに、アーユルヴェーダでいえば、ヴァータ体質は「不安」、ピッタ体質は「怒り」、カパ体質は「悲しみ」の感情を持ちやすい傾向があります。

自分が何に対して、どんな不快な感情を抱いているかがクリアになるだけで、その感情は自分から少し離れて客観的になるので、少し気分が楽になると思います。ぜひ、少しだけ日常から離れて、深呼吸して、自分に問いかける時間をもってください。
皆さんの生活の質もアップしていくことでしょう。

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